KDC : メディアデザイン デモリールの作り方について

デモリールの作り方

さて、皆さんが制作したポートフォリオ、どの動画サイトにアップして活用すべきでしょうか?オススメはVimeoです。なぜYoutubeではなくVimeoなのか?それはアップロードした後でもURLはそのままに動画の差し替えが出来る点です。就活の時に企業に送った動画も、気になる所があればいつでもアップデートすることが出来る点が素晴らしいです。あと広告の有無って大事ですよね。

課題1の提出はMD2024の共有フォルダのMD2_メディアデザイン2024の中のみんなの素材フォルダの中の納品フォルダの中のOP_Nameを提出というフォルダに名前をつけて提出して下さい。

目次

デモリールの作り方について

有名な、アニメーション12の原則

デモリールQ&A

デモリールは何分くらいが目安?

映像業界のデモリールの映像尺が5分程度が良いと言われています。

  1. 集中力の維持: デモリールを視聴するプロフェッショナルは、短時間で多くの素材を確認する必要があります。5分程度の長さであれば、ターゲットの集中力を維持しやすく、全編をしっかり見てもらえる可能性が高まります。
  2. 印象を強く残す: デモリールの目的は、自分のスキルや作品の魅力を短時間で最大限に伝えることです。5分以内であれば、重要なポイントを凝縮して伝えることができ、強い印象を与えることができます。
  3. 編集の練習: 制限時間内で効果的に内容をまとめることは、編集技術の重要な部分です。5分という制約の中で、どのシーンを選び、どのように編集するかを考えることは、実際の仕事においても役立ちます。
  4. プロの期待に応える: 映像業界では、デモリールの標準的な長さとして5分程度が一般的に受け入れられています。プロフェッショナルは、短く要点を押さえたデモリールを期待しており、その期待に応えることで、プロとしての信頼性を高めることができます。
  5. 多忙なターゲットへの配慮: 映像業界のプロフェッショナルは非常に多忙です。彼らは多くのデモリールを短時間で確認しなければならないため、5分程度のデモリールは彼らの時間を効率的に使う助けになります。
デモリールとポートフォリオの違いとは?

デモリールとポートフォリオは、どちらもクリエイティブな作品をまとめたものであり、自分のスキルや経験をアピールするために使用されますが、その内容と形式には明確な違いがあります。

デモリール

デモリールは、主に映像業界で使用される短い映像集です。映像編集者、アニメーター、VFXアーティストなどが、自分の最も優れた作品やスキルを数分間の映像にまとめたものです。デモリールは視覚的なインパクトを重視し、ターゲットに自分の技術やスタイルを短時間で効果的に伝えることを目的としています。そのため、テンポが速く、視覚的に魅力的なシーンが多く含まれており、音楽やナレーションを使って演出されることが一般的です。

ポートフォリオ

ポートフォリオは、デザイン、写真、イラストレーション、建築など、幅広いクリエイティブ分野で使用されます。ポートフォリオは静止画を中心に構成され、作品一つ一つをじっくりと見せることができます。紙媒体やデジタルフォーマットで提供されることが多く、各作品には詳細な説明や制作プロセス、使用した技術などの情報が添えられます。これにより、クライアントや雇用者は、制作者の思考プロセスや技術的なスキルを深く理解することができます。

主要な違い

  • 形式: デモリールは映像形式、ポートフォリオは静止画が中心。
  • 目的: デモリールは短時間で視覚的なインパクトを与えることを目的とし、ポートフォリオは作品の詳細や制作プロセスを伝えることを重視します。
  • 使用分野: デモリールは主に映像業界、ポートフォリオはデザイン、写真、イラストレーション、建築など幅広い分野で使用されます。
デモリールの構成の順番のおすすめは?

一般的なデモリールの構成としては、以下の順番がおすすめです。

STEP
一番クオリティーの高い作品を最初に配置し、ターゲットの興味を引きます。

ターゲットの興味を引くためには、最初の数秒が非常に重要です。一番クオリティーの高い作品を最初に見せることで、ターゲットに強い印象を与え、「もっと見たい」と感じさせることができます。このインパクトにより、ターゲットはデモリールを最後まで見る意欲を持つでしょう。

STEP
最近の作品を紹介し、現在のスキルやスタイルを示します。

現在のスキルやスタイルを示すために、最近の作品を次に配置します。これにより、ターゲットは自分が最新の技術やトレンドに対応していることを理解できます。最近の作品を見せることで、自分の成長や現在の実力をアピールすることができます。

STEP
過去の作品を配置し、自分の成長や多様な経験をアピールします。

最後に過去の作品を配置することで、自分の経験の幅や成長の軌跡を示すことができます。過去の作品を含めることで、長期間にわたって安定した成果を出していることを証明し、ターゲットに自分のバックグラウンドや多様なスキルセットをアピールすることができます。

また、全ての映像を自分で作成したのではない場合、その映像のどの部分を制作したのかを画面の隅に書いたり、テロップで表現することが望ましいです。

デモリールには、どのような作品を載せるべきですか?

デモリールに載せるべき作品は、自分のスキルやスタイルを最も効果的にアピールできるものであり、ターゲットに強い印象を与えるものです。以下のポイントを考慮して作品を選びましょう。

  1. 最高のクオリティの作品: 一番優れた作品を必ず含めましょう。これはターゲットの注意を引き、あなたの能力の高さを示すためです。
  2. 最新の作品: 最近制作した作品を含めることで、あなたが現在のトレンドや技術に対応していることを示します。最新のスキルやスタイルをアピールしましょう。
  3. 多様なスキルセットを示す作品: あなたの幅広いスキルを示すために、異なるタイプの作品を含めましょう。例えば、アニメーション、VFX、編集、カメラワークなど、さまざまな技術を駆使した作品を選びます。
  4. プロジェクトのバリエーション: コマーシャル、ミュージックビデオ、映画、企業ビデオなど、異なる種類のプロジェクトを含めることで、あなたの柔軟性と多様な経験をアピールします。
  5. 独自のスタイルや視点を示す作品: あなたの個性や創造性を最もよく表現している作品を選びましょう。これにより、他のクリエイターとの差別化を図ることができます。
  6. 成功したプロジェクトや受賞作品: 特に成功したプロジェクトや受賞歴のある作品を含めることで、あなたの実績を強調します。これはクライアントや雇用者に対する信頼性を高めるのに役立ちます。
  7. コラボレーションの成果: チームで制作したプロジェクトの場合、自分が担当した部分を明確に示し、自分の役割と貢献をアピールします。これにより、協働作業での実績を示すことができます。

デモリールは自分のポテンシャルを最大限に引き出すツールです。ターゲットが短時間で君たちの能力とスタイルを理解し、強い印象を持つように工夫しましょう。

おまけ

Blender Market 10周年記念!みんなでお祝いしよう!

この記事を書いた人

サトウ ケイのアバター サトウ ケイ サンナナ代表

Sunnana Inc. Co-Founder / Creative Director / Projection Mapping Director / Web Producer / Media Art
株式会社サンナナってヘンテコなスペシャリスト集団の代表やってます。お知り合いの方は何屋だお前?って思ってる方もいらっしゃるかと思いますが、デザインと音楽の会社ですよー

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