第1~2回:作業プロセスの理解とAE基礎機能属性

How to generate ideas in video production --ar 16:9 --niji 6
How to generate ideas in video production --ar 16:9 --niji 6

授業概要

  • 狙い:映像制作におけるアイデアの生み出し方と、After Effects(以下AE)の基本操作を理解し、制作プロセス全体を俯瞰できるようになる。
  • ポイント
    • コンセプト発想法(ブレーンストーミング、マインドマップなど)
    • 資料収集の方法・リサーチスキル
    • AEのインターフェースや基本的なワークフローを押さえる

学習内容

  1. 制作プロセス全体の流れ
    • 企画 → プランニング → デザイン → 実装 → テスト → 完成
    • 各フェーズで求められる要素(アイデア出し、リファレンス収集、フィードバックなど)
  2. コンセプト発想法
    • ブレーンストーミングやマインドマップの実践
    • 事例研究:優れた映像作品のコンセプトを分析
  3. 資料収集とリサーチ手法
    • 参考映像、画像、音素材、トレンド情報などの集め方
    • クリエイティブ・コモンズ等の著作権周りの基礎知識
  4. AE基礎操作
    • インターフェースの理解(プロジェクトパネル、タイムライン、コンポジションなど)
    • レイヤー構造、キーフレーム、ベジェ曲線などアニメーションの基礎概念
    • 簡単なモーション付けを試す

演習課題

「興味のあるテーマ」を設定し、そのテーマに関するリファレンスを集めて発表。

今回の課題テーマ

Why → Because.

何故→何故ならば

Sunnana Inc. の紹介

メディアの特性を活かした情報伝達の手段やコンテンツを活用する知識、After EffectsやPremiereの編集技術、出力技法を修得する熊本デザイン専門学校MD2 メディアデザインのための記事を掲載しています。

目次

制作プロセス全体の流れ

まずは学生の皆さんに我々Sunnana Inc.の映像制作のプロセスについての例を示します。映像制作をする上で、どのような工程を経て制作をしていくのかというのは色々な考え方、アプローチがあります。

が、色々な方々の制作工程を聞いてみると、だいたい以下のような手順で制作することでクオリティの高い制作が可能となるのではないかと我々は考えています。

企画 → プランニング → デザイン → 実装 → テスト → 完成

STEP
まずはファーストインプレッションでの妄想

Sunnana Inc.では、お話をいただいてからの最初の先入観の無い状態でのイメージを大切にしています。どうしても難しい事とか問題とか知ってしまったあとの発想だと可能性が狭まる気がしていて、我々の考えですが最初の『ヒラメキ』って純粋で面白いことが多い気がします。もちろん、しっかりとしたコンセプトがあっての話ですが思いついた発想やシーンを手書きでスケッチブックに書き留めていくのが最初のプロセスです。

STEP
芯となる大枠のストーリーを頭の片隅に

ファーストインプレッションでの妄想を軸に、まずは頭の中で軸となるストーリー展開を考えます。そしてそのシーンを思い描きながら、いろいろなツールを使い情報収集をしてリファレンスを集めて行きます。
ここで大事なのは、しっかりと軸となるイメージを持った状態で情報収集をしていくという事です。このプロセスでは雑多な収集ではなく方向性を見定めた状態で探すことが大切だと思っています。

STEP
まずはPinterestで事例を探る

これは商業デザインであれ作品であれ、今までの先人たちがどのような表現をしてきたか? そして向かうべき方向性にどのような選択肢があるのかを見定めるためにもチーム内でPinterestの共有をして論議したり、自分の中で自問自答することが大切です。そして、ビジュアル(見た目)というよりも考え方(表現法)を取り入れ、映像の向かうべき方向性を模索します。学生のみなさんが特に注意しなければならないのは『ただのマネ』にならないようにするという事です。

ただし学生の皆さんは練習として『有名な作品を真似して同じものを作ってみる』というチャレンジは非常に勉強になるのでオススメです。真似るとは、良い学びである事を覚えておきましょう。

STEP
各シーンの静止画を思い浮かべながらVimeoでインプットを増やす

あまり先入観を持たず、Step3までの資料を思い浮かべながら、Vimeoの様々なジャンルの映像をインプットしていき頭の中の点と点を線で結んでいきます。特に発想が浮かばないときはStep2に戻ってやり直したり、インプットを増やすことで向かうべき方向性をつかむことが出来るはずです。また、良い映像、良い作家をいっぱい知り、より良い影響を受けることも成長する上では大切なことです。良質な映像作品をいっぱいインプットして自分の血と肉に変えていって下さい。

何度も見たくなってしまうほど魅力的な作品

映像制作を学ぶ上でおすすめのサイト

今でも空いた時間は色々なサイトで勉強の時間にも当てていますが、最近は本当に良質な学習がいっぱいネット上に公開されています。英語が苦手でも、何度も何度も見ていれば何をやっているかは理解できてくるので英語にビビらずに果敢に挑戦してみましょう!英語が壁になってたら勿体ないですよ!

おすすめ映像系学習リンク – 無料

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有料だけど課金する価値あり!おすすめ映像系学習サイト

これはご家族の方と相談するか、頑張ってバイトして購入してほしいのですが良質な授業が多数あり、うちのチームでも欲しい授業は申請すれば購入して良いことになっています。

DeepL翻訳:高精度な翻訳ツールでかなりおすすめです。海外のチュートリアルを読みまくる上で欠かせない存在で、我々もヘビーユーザーです。海外とのやり取りでも大活躍!ぜひアプリも入れて使いまくろう!
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Pinterestで自分の妄想をシェアしよう

ボードを作ってここのアイコンからリンクを作れます

マインドマップ(MindNode)で脳内を整理しよう

Mac版ですが、MindNodeがおすすめです。画像書き出しとかも便利です。

論理的な思考の助けになります

集めたPinterestの共有をしてプレゼンしてみよう!

1分以上で自分のアイディアの妄想を爆発させよう!これはクライアントとの初期の段階での打ち合わせに効果的で、いかに論理的、かつ「ワクワク」出来るかがポイント。僕らもワクワクがクリエイティブの原動力!

掲示板のパスワードは「kumadeza2025」授業後にこのメモは消去しますので紛失しないようどこかに記録しておきましょう。

この記事を書いた人

サトウ ケイのアバター サトウ ケイ サンナナ代表

Sunnana Inc. Co-Founder / Creative Director / Projection Mapping Director / Web Producer / Media Art
株式会社サンナナってヘンテコなスペシャリスト集団の代表やってます。お知り合いの方は何屋だお前?って思ってる方もいらっしゃるかと思いますが、デザインと音楽の会社ですよー

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